天竺奇譚の管理人について
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なますて。
だーきに(Dakini) と申します。
だーきにってのはインドの魔女の名前です。たまに墓場で死体喰ったりします。
日本では「荼枳尼天」(だきにてん)とされて、お稲荷様のご本尊でございます。
真面目におこたえすると。
昔、
某大学院にて ヒンドゥー教図像学を専攻しておりました。
イコノグラフィーとかイコノロジーとも言います。
宗教画や建築物、神様の像の持物などから、歴史背景や象徴、作者の意図を読み取る。
みたいな感じの学問です。
「ダ・ヴィンチ・コード」のロバート・ラングドン教授ぽいかんじ?
陰謀に巻き込まれたりはしてませんが
あれをみたとき、ようやくこの業界(?分野?)にも光が当たったかと感涙したものですよ。
それはさておき。
そんなこんなで、必然的にヒンドゥー教寺院オタクです。
インド神様の石像や寺院の形みたら、作られた場所と時代と題材の神話が分かるという
特殊能力(スタンド)を授かりました。(日本では使いようがない残念なパワーですが)
在学中はリグ・ヴェーダやプラーナなどの聖典などを読んでみたり
インドに行ってぶらぶら寺院巡礼したり研究論文を読んだりなグダグダな毎日でしたが
つっこみどころ満載のインド神様の面白さを公開してみようと思い立ち。
在学中に独学でHTML等を勉強し、
「天竺奇譚」をオープンしたところいろいろ反響あり。
それ以来ぼちぼちとサイトを運営しております。
卒業を控え、このまま研究者にでもなるかと考えていたところ、諸事情ありまして。
働かざるを得ず、ネットベンチャーに就職することになり。
インドのことをすっかり頭から追い出し、業界で揉まれつつ右往左往する日々でしたが
いろいろあって恋愛小説にドハマりしてレビュー書いたりしつつ、
なんやかんやで好きが高じて小説家としてもデビューして。
インドネタを題材にぼちぼち執筆活動していたところだったのですが。
某インド映画沼にどっぷり浸かり、民としてジャイホージャイホーとイラストを王に捧げていたら
ひょんなことからお声がかかり、インド神話解説本を出すことになったという…
ほんと人生なにがあるかわかりません。
まあでも、たぶん、人生そんなもんかもしれませんです。
一番好きなものは、続けていればいずれ形になるものです。
ていうか人生なるようになるもんです。
気負わず気楽に生きればいいとおもうです。
そうそう。
最近、若者が外に出ない。冒険しない。と年寄りどもが嘆いておりますが 若い人たちは気にせず体力があるうちにどんどんインドに行けばいい。 と思っております。
そしてガッツリとカルチャーショックを受けて戻ってきてください。
どんな経験も、いつか必ず人生の糧となるです。
人生はRPGである。すべては経験値できまる。
わたくしの座右の銘でございます。どうかよい旅を。
なぜにインドカミサマか。
インドの神様達は俗に言う人間的な価値観の正義とか悪とかいう概念とは別のところにいたりします。
善と悪、 生と死は表裏一体。
すべてを内包する優しさと恐ろしさに人は惹かれ、畏れ、敬うのでございます。
そこがまた、おもしろい。
お仕事のご依頼とかはツイッター@tenjikukitan にお気軽にどうぞ。
あるいはメールはtenjikukitan@hotmail.com(@を小文字に)まで。
あなたと世界に幸せが訪れますように。
オーム・シャンティ・シャンティ・シャンティ。
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