天竺奇譚 インドの夜風に吹かれましょう

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ヒンドゥー教美術史

・ インド美術史を年表でまとめてみた。学生さん必見♪

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仏教美術
ヒンドゥー台頭
ヒンドゥー全盛
イスラム融合
近現代
年代 インドの歴史 美術史の区分

BC
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■インダス文明
 
 
インダス文明の遺跡からは、踊り子の像や印章などがたくさん発見されており、この当時にもう牛やシヴァっぽい神様への信仰が窺えます。

→インダス文明についてはこちらのサイトへ!
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■アーリア人来る。

・カースト制度
・バラモン教が盛んに。

  ■アーリア人侵入から仏教まで
もともとバラモン教は祭祀中心で、神像を造らなかったので、 この時代のバラモン教の神像とか美術はほとんど見つかっていないんです。 なんか発見されてばおもしろいんですけどねー。
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■古代王国、マガダ国。

仏教やジャイナ教ができる。







《アレクサンドロス大王の
東征》
 
 
■仏教が先駆け。
上にも書きましたが、バラモン教は像をつくったりしなかったので、遺物としてのこっているものは仏教やジャイナ教のものがほとんどなんですね。

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■マウリヤ朝インド統一

・アショーカ王
仏教を保護
インダス川、ガンジス川制覇
+この時代の仏教美術の特徴+
・仏陀の姿そのものを作らないのが特徴。
蛇(ナーガ)とか菩提樹とかストゥーパ(仏塔)で表現。
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■仏教美術がどんどん発展

この頃から、仏陀の姿が像で表現されるようになります。
もともとこの時代は西との交流が盛んだったので、 ギリシア、ローマの彫刻の影響が沢山はいってきたんじゃないか。と言われています。

+ガンダーラ美術とマトゥラー美術+
・ヘレニズム・ローマの文化の影響で、仏像が作られはじめる。
ガンダーラは西洋っぽい。彫りが深くてローマの神様みたい。
マトゥラーは、土着の要素が強く純インド的。まるっこくてモコモコ。
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《キリスト教興る》

■クシャーナ族
クシャーナ朝時代を築く

(イラン系文化→仏教へ)

・カニシカ王は仏教を保護

・「ラーマーヤナ」
・「マヌ法典」
 

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■グプタ朝
(バラモン教を保護)


インド古典文化が成熟!
・「ゼロ」の発見
・バラモン哲学形成
・「マハーバーラタ」完成

  グプタ朝の時代は貴族的で純インド的な文化が円熟する時代なので、それにあわせて仏教やヒンドゥー教の美術も完成していきます。
ヒンドゥー教もこの頃形が作られました。


《イスラム教興る》
 

■古代末期:インド文化の基盤完成。ヒンドゥー教美術も。
グプタ朝ではインド古典文化が発展し、インド芸術の基礎がつくられたといってもいいかもしれません。

■グプタ朝の時代
[彫刻] マトゥーラ、サールナート地方で集大成。
[絵画]アジャンターの石窟寺院壁画が有名。
サールナートの仏像は薄着でスケスケが特徴。東南アジアにも影響を。

■各地でヒンドゥー教寺院ができる。
6C[中]エローラ石窟寺院が造られ始める。
6C[中]エレファンタ島の石窟寺院
7C[南]マハーバリプラムの海岸寺院 (パッラヴァ朝)
7C[南]バーダーミーの寺院(前チャールキヤ朝)

+インドは宗教ではなく地方でデザインが違う+
当時の職人さんたちの集団は、仕事を依頼してきた王様たちの意向によって像を造ったりお寺を建てたりしたので、ヒンドゥー教や仏教、ジャイナ教にかかわらず、同じ集団が作ったものなら見た目はそっくりだったりします。
宗教の差ではなく制作した人たちの地方色の差なんですね。
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■諸国群立
小さな国が沢山できる。
大国がバックアップしてた仏教衰退して、 ヒンドゥー教が台頭。 地方文化が円熟。


地方によってそれぞれ文化が形成されていきます。


 
■ヒンドゥー教が盛んになってきます。
グプタ朝で発展した様式やヒンドゥー教美術は全国に伝播し、それぞれの地域の特色を元に独自に発展してきます。

エローラのカイラーサナータ寺院は、岩山をまるごとくりぬいてお寺を作っちゃったんです。すごいですね。 さすがにそれは時間もかかるので、時代を経ると石造寺院に変化してきます。

+木造建築の寺院も沢山あった?+
インドの気候は、日本のように数百年前の木造建築を残してくれるほど優しくはないようで、今残っているのはほとんど石で作られたお寺ばかりです。
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北のほうにイスラム勢力がやってきます。

・イスラム教によるヒンドゥー教、仏教建築破壊

《十字軍の遠征》










■仏教消滅

■デリーに
イスラム王権樹立

北側はイスラム圏になるので、大規模なヒンドゥー教建築等は行われなくなりました。






■イスラム文化との融合

イスラム教徒が北から入ってきて、北から徐々にイスラム文化の影響をうけてくるのがこのころです。

《ヴァスコ・ダ・ガマ来航》

 

■ヒンドゥー教全盛
 南インドでも寺院建築やブロンズ像の技術が発達。たくさんの作品が生まれています。寺院はだんだん巨大化。タントリズムやバクティー信仰など、当時の宗教感を反映しています。


■タントリズムと寺院建築
この時代の寺院は、タントリズムと共に発展しているので、壁面彫刻などには男女の絡み合う姿なども赤裸々にあったりして。そういう彫刻は、カジュラーホやコナーラクの寺院が有名です。

■西インドではジャイナ教寺院も。
アーブ山やラーナクプルではジャイナ教の寺院建築が発達し、大規模な寺院建築ながら大理石でできた繊細な彫刻がとても有名。

11C[中]カジュラーホのヴィシュヴァナータ寺院(チャンデッラ朝)
12C[南]ハレビードのホイサレーシュワラ寺院(ホイサラ朝)
13C[南]チダンバラムのナタラージャ寺院
13C[東]コナーラクのスーリヤ寺院


+北インドには寺院が残ってない?+
イスラム教徒は偶像崇拝を禁止しているので、神様や仏様の像がたくさん飾ってあるようなヒンドゥー教、仏教の寺院をかたっぱしから壊していきました。西〜北インドに中世の寺院が残っていないのはこのせい。
とはいえ、インドに定住することを選択したイスラム教徒たちは、 後に融和することを選びます。 積極的にヒンドゥーの文化や血筋を受け入れ、イスラムとヒンドゥーが融合した文化が花開きます。
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■ムガル帝国




・アクバル帝
・ジャハンギール帝
・シャージャハン 帝
・アウラングゼーブ帝


■東インド会社設立

このころから、イギリスがインドへじわじわとにじり寄ってきます。 ムガル帝国は弱体化。

 
■イスラム文化との融合・発展
 
■ムガル絵画、ラージプート絵画

イラン様式の細密画(ミニアチュール)で描かれたムガル絵画(鳥や花、肖像画、宮廷の様子)と、ラージプート族で発展したラージプート絵画(ヒンドゥー教神話)が王室や貴族の間に流行します。


■イスラム 建築様式の発展

インドを代表するイスラム建築はこの時期にできました。
16C[北]デリーのプラーナ・キラー
16C[北]ファテープル・シークリー
17C[北]タージ・マハル
17C[北]デリーのラール・キラー


■南インドではヒンドゥー教寺院も

イスラム勢力が強かったのは北インドなので、南インドはヒンドゥー教が発展。
寺院の形も、「神の家」というよりも門前町のような意味合いになり塀が何重にもなる強固な構造に。 寺院の彫刻等はどんどん形骸化してしまって、型どおりで生気がないものに。
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■イギリス支配強まる






・セポイの乱


■イギリス植民地化

・タゴールがノーベル賞
《第一次世界大戦》
・ガンディー非暴力運動
《第二次世界大戦》

分離・独立


 
 
■近現代
[絵画]パトロンがイギリスに変わったこともあり、西洋の絵画技術が取り入れられた絵が描かれるようになったです。
[建築]イギリスが入ってきたころは、西洋古典様式が長く続き19世紀後半になるとゴシック様式が多くなってきました。
ただ、その後セポイの乱が起きたりしてイギリスへの反発が強まったので、インドちっくなムガル時代のインド・サラセン様式に移っていったりと、当時の政治的背景がうかがえるというか。

現代美術では、ヒンドゥーの神を題材にした作品が多く生まれています。
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資料提供 ありがとうございます!
■神谷武夫先生「神谷武夫とインドの建築」より
世界遺産シリーズでも有名な建築家神谷先生。 サイトでは、インド建築についての解説や美しい写真などなど盛りだくさんです。先生の著書は私のバイブル(笑)

▼お借りした画像
・サーンチーのヤクシー像
・アジャンタ1窟壁画
・エレファンタ島の三面シヴァ
・エローラのカイラーサナータ背面
・ブバネーシュワルのムクテーシュヴァラ寺院
・ラージプートの細密画
・ハイダラバード庁舎
・タンジャヴールのブリハディーシュワラ寺院

■Ken-ichi氏「Blue Sky Cafe」より

はじめてコレクションをみたとき、目が覚める思いでした。近現代のインドの庶民画、こんなに艶やかでおもしろかったのか。と。

▼お借りした画像
西洋の技術が用いられたクリシュナ様の姿

■「役所工事@道玄坂 設計監理報告書」より
イタリアをはじめとする世界中の遺跡を回られています。インドシリーズも濃厚です。

▼お借りした画像
・カジュラーホのヴィシュヴァナータ寺院
・カジュラーホのミトゥナ像
・サーンチーのストゥーパ


■河合 哲雄氏「アジアの風景!」より
南インドの博物館巡りをされたときの写真、コレクション数はすばらしい!の一言。仏教〜ヒンドゥー教美術。

▼お借りした画像
・ガンダーラの仏像
・マトゥーラの仏像
・サールナート様式の仏像

文献・参考資料  
・平凡社「南アジアを知る事典」
・TOTO出版「インド建築案内」神谷武夫  他
 



 


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