よーくみたらわかるんだけど、ガネーシャ様の牙は、かたっぽが折れてる。 ガネーシャ様が酔っぱらって夜道をあるいてた時に、 足下ふらついて転んじまって牙を片方折ってしまった。 それを夜空の月が一部始終見てて、大笑いしたんだ。 笑われたガネーシャ様はすごく恥ずかしくて怒って 「なんじゃおまえ月の分際で偉そうに!」 って 怒って牙を投げつけたってはなし。 それからお月様は、満ち欠けするようになったとさ。めでたしめでたし。 ・・・これもなんだかめでたくないなあ。
踊っているガネーシャもよく描かれる図柄。 これは、踊りの神様でもあるシヴァ。パパのまねだね。 シヴァ・ナタラージャと同様のポーズをとってキメている。 ガネーシャもまた、土着の神様がヒンドゥー教に取り入れられたものらしい。 南印度では特に、ガネーシャ祭りが盛んなところがある。 もともと土着の神様を、息子とか娘とか奥さんとかにして、ヒンドゥー教としてメインの神様と関連づけて何でもありにしてしまうところはいかにも印度らしい。
ガネーシャ様はこう見えても、学問の神様だったりします。 頭の良さはピカイチ。 印度には、「マハーバーラタ」というとても壮大な叙事詩があるのですが その叙事詩を書き上げたのは実はこのガネーシャ様だそうです。 日本では商売の神様としてよく印度料理店や店の前にガネーシャ様の像がおいてあったりしますが、ガネーシャ様の御利益は商売繁盛だけではなくオールマイティーなんですねー。