天竺奇譚 インドの夜風に吹かれましょう

トップページ インド神様 インドリンク  
ヒンドゥー教の成り立ち

・ ヒンドゥー教のなりたちを図表にしてみた。

.
ところで、ヒンドゥー教って、インド神話ってどうやってできたのかね?

印度って、けっこうごっちゃまぜの世界なんだよな。 皮膚の色もいろいろいるし、そんなところがおもしろい。
宗教もいっぱいある。なんでそんなことになったんだろう。
ここでは、印度の宗教がどんなふーにしてできたのか 簡単に歴史をみていくとしよー♪

土着信仰
インダス文明

 

 

■BC1500

アーリア人侵入

ヴェーダの時代

 

バラモン教成立

ウパニシャッド哲学とか。





■BC500

反バラモン。

仏教とか
ジャイナ教



■AD 0

バラモン教
土着神取り込む


・六派哲学
・ラーマーヤナ

■AD 500
仏教の密教化
タントリズム

・シヴァ派
・ヴィシュヌ派
形できてくる

■AD 1000

イスラム教台頭

仏教の消滅
・シヴァ派
・ヴィシュヌ派
いろいろ発展


■AD1500以降

いろいろ発展
シク教台頭
キリスト教流入
バクティ信仰
現代へ

 

インダス文明

有名なモヘンジョ・ダーロとかのインダス文明の遺跡を 築いたとされるのはドラヴィダ人っていうのだ。 そのドラヴィダ人ってのは、肌が黒くて今南印度あたりに住んでる人たちが末裔らしい。 もっともドラヴィダ人以前にいた原住民も印度にはいるんだけどね。
そのあと、アーリア人っていう、肌の色が白くていまの西洋系の人たちの祖先が じわじわと印度の北から住み着いていって、 彼らが中心の制度を作り上げていったんだな。

バラモン教の時代

肌が白い彼らは、自分たちの都合のいいように身分と職業をわけた。
カースト制度といわれるこれは、「ヴァルナ(肌の色)」「ジャーティ(職業)」によって 身分を細分化する制度なんだけども、おおきくわけたらこんなかんじ。

・バラモン(僧侶:宗教関係の偉い人)
・クシャトリア(貴族:戦争などで働く。王様とか。)
・ヴァイシャ(商人:経済活動)
・シュードラ(奴隷:上のカーストに奉仕)
・それ以外(アウトカースト)

身分や職業は世襲制だから、バラモンたちは自分たち以外が上の位にならないように地位をかためたんだ。 まあこれはこれで秩序は保てるんだけど。

一番身分の高いバラモンたちは、神々を支配するパワーをもっているということになっていたので、「ヴェーダ」と呼ばれる聖典をいくつもつくった。
これで自分たちは神を支配できる=一番トップだぜ!ってわけ。

特に「リグ・ヴェーダ」はその中でも神々への賛歌として、現在も大変重要な聖典のひとつ。内容は「カミサマ万歳!」ってかんじなんだけど、まあ、聖書みたいなもんだな。ヴェーダの神様は、天候とかを神格化した自然の神様。バラモンたちは、毎日ヴェーダを唱えて火を焚いてカミサマにお祈りしてたんだ。
だけど、決めごとが中心ってなったらやっぱ世の中おかしくなる。

仏教・ジャイナ教がでてきたぞ。

時がたち、バラモン教が祭式ばかりして形式だけになりかかってたとき、 バラモン教は形式ばっかでおかしいじゃないかと、それぞれ修行者達が反対して新しい宗教を作った。ジャイナ教とか仏教がそれなんだな。
特に仏教は、バラモンばかりが権力を握ることを気に入らなかったクシャトリアなどの王族系に支持されたから一時期とても盛んになる。

ヒンドゥー教ができた。

仏教は一気に広まったけど、時間がたつと 土着の神様や信仰を取りこんだりしてきてだんだん密教化してくる。そしてついに13世紀にはイスラム教が入ってきて、偶像崇拝はけしからんと仏教の建物とかをかたっぱしから破壊していったため、インドでの仏教は最終的には消滅してしまった。

だけど、やはり 同時期に、仏教に押されていたバラモン教もおなじように土着の要素を取り込んでいきつつ力を伸ばしていく。そして、自分たちの神話や宗教と地元の人気の神様を同一視させたりして、 バラモン教は
印度教=ヒンドゥー教
として復活したんだ。
仏教は、最終的にはヒンドゥー教に取り込まれ、仏陀はヴィシュヌ神の生まれ変わりとして登場する。

この後、ヒンドゥー教は土着の蛇信仰や女神信仰を取り入れた「シヴァ派」と
土着のクリシュナラーマ信仰を取り入れた「ヴィシュヌ派」に大きく分かれ、
それぞれ発展していきますです。

前者はタントリズムという、密教的な思想が色濃く入ったもの。
後者は、クリシュナやラーマが登場する叙事詩をメインとしたもの。と
系統は異なるのですが、今のヒンドゥー教を体系作っているかんじだね。

で、このサイトで紹介しているのは、そうやって作られてきたヒンドゥー教の経典や叙事詩、物語などで紹介されているエピソード。
明確な意味での創始者がいない宗教なので、
聖典も経典もばらばら。内容もまちまち。もし、神話とかで
「この話が正しい」ってのはなく「どれも正しい」と取ってもらえればうれしいです。

▼で、結局のところヒンドゥー教ってなに?

ヒンドゥー教。これは何でもありの宗教。
ほんとは全く関係のない小さな村の土着の神様を、
「じつはヒンドゥー教でいうとあの神様はシヴァ神のうまれかわりだ」としてしまう。
で、それがまかり通ってしまう考え方が根本にあるんだな。
つまり、「キリスト教の神様も印度の神様もイスラムの神様も全部いっしょ。 どれでもかわらんべー」と言い換えることもできるんだね。宗教に関係なく、人間にとって神様は神様だ。ということだ。

つまり、 ヒンドゥー教には、
「神様は本来一つなんだ。それが形を変えて現れているにすぎない。」
という考え方があります。 神さまっていう実体っていうか、「神様的なイメージ」ってところかな。
だからいろんな形でいろんな性格の神様がいてもおかしくない。
ヴィシュヌは10もの化身をもち、シヴァは奥さん共々2重人格。
優しいときは恵みをくれるけど、怖いときはヌッっ殺されます
だけど、それらはすべて神というイメージがいろいろな姿で表にでてくるだけ。ということですな。

もちろん宗派によって考えが異なることもあるけれど、
ヒンドゥー教の中では 「この神さまが一番だから」といって
無理矢理改宗させたり 戦争おこしたりってことはあんまりおこらない。
拝んでいる本人たちはそれぞれの神様を信仰してるんだとおもうけども
宗教に関係なく、神様は同じだ。
そう考えたらこの世にいざこざや戦争もおこらないんじゃないかねえ。

なんだかんだいっても今の印度の80%以上の人がヒンドゥー教徒。
ヒンドゥー教の家に生まれること。カーストの中でいきること。
ヒンドゥーとしてインドの大地に生まれることがヒンドゥー教徒ってことになってしまう。
人々のの毎日の生活に、思想に、規範にすべてにおいて神々と神話がいっぱい。
一般的に世界宗教と呼ばれる「宗教」とはちょっとちがうんだけども
そんなところに魅力がたくさん。学ぶべきところもたくさん。ってところでしょうか。

最後までよんでくれてありがと。もっと知りたかったら 一度印度いけばいいよ。
道ばたにいっぱい神様いるから。


おすすめ

古代インドが舞台の華やかな宮廷絵巻!

インド神話とヒンドゥー教

インド神様図鑑お姿全集

インド神様図鑑

神様図鑑トップページ
インド神話について
ヒンドゥー教ができたワケ
早分かりインド美術史
叙事詩「マハーバーラタ」のあらすじ
英雄譚「ラーマーヤナ」のあらすじ
女神信仰とシヴァ妃
タントラ・タントリズムについて
 
インド神様図鑑TOP インド神様お姿全集 シヴァ Shiva ガネーシャ Ganesa ムルガン Murugan ナンディン Nandin
パールヴァティ Parvathi ドゥルガー Durga カーリー Kali ミーナークシー Minakshi チャームンダー Chamnda マリアンマン Marianma
ヴィシュヌ Visnu ラクシュミー Lakshmi ジャガンナートJagannata ガルーダ Garuda クリシュナ Krsna ラーマ王子 Rama
シータ Sita ハヌマーン Hanuman ブラフマー Brahma サラスヴァティ Sarasvati カーマ Kama アグニ Agni
インドラ Indra ソーマ(チャンドラ) Soma ナーガ Naga ダーキニー Dakini アプサラス Apsara ガンダルヴァ Gandharva
           
インド神話の基礎知識 ヒンドゥー教の歴史 インド美術史 女神信仰とシヴァ妃 タントリズム マハーバーラタ
ラーマーヤナ          
           
天竺奇譚トップページ 天竺奇譚について インド☆リンク集      
Copyright (C) tenjikukitan. All rights reserved.