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インド神様図鑑 シヴァ

siva シヴァ
別名:たくさんありすぎてよくわかんないくらいすごい。
・ナタラージャ(舞踏神)
・パシュパティ(獣の神)魔象の生皮を纏って魔族と戦う
・バイラヴァ(恐怖と殺戮の神)怒りにわれを忘れブラフマーと戦う
・マハーデーヴァ(全てを統べる偉大な神)
・シャルベーシャ(羽のある獅子)ヴィシュヌの化身である人獅子と戦う
・ガンガーダラ(ガンジスを受け止める神)
・シャンカラ(幸せを与えてくれる神)
・カーラ(時間の神)

役割:世界の破壊と創造
持物:三叉戟、蛇等
シヴァは宇宙の破壊神、って社会の教科書には書いてあるけど そんなにいつも乱暴な神様ってわけじゃない。
病気を治したり、愛妻家だったりするよ。
シヴァは世界が終わりに近づいたとき、もう一度世界を作り直すために、 いまあるすべてを破壊して0にもどしてしまうんだな。 あと、シヴァの象徴はなんと男根(リンガ、というです。) 恐れ多くも男性自身でございます。(キャーvv)


・ ダンスの王としてのシヴァ。「ナタラージャ(舞踏神)」
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シヴァ シヴァ様は、インドの神々の中でも上位にいらっしゃる方でございます。
しかしながら、あまりに大きな力を持っているので、気にくわない人たちもいます。

シヴァのことがきらいな仙人達が、シヴァを殺そうとして呪いをかけた。
だけどさすがにトップクラスの神様。そんなのまったく通じない。
むかついた仙人達は虎を向かわせたけど、シヴァは虎の皮をはいで体に巻き付け踊り始めた。 それなら毒蛇!と蛇を投げたら、シヴァは蛇をネックレスにしてしまった。
怒って悪魔を放ったら、そいつを踏みつけて踊りは止まらない。

これはどうしたことかと仙人達が天界を見上げると、 神様達全員がシヴァの踊りに見入っていたので、 「おお、シヴァこそ宇宙の主!」 と心を改めましたとさ。

シヴァは踊りの神様です。 彼の踊りは宇宙のリズムであり、彼の踊りは世界を滅ぼし、また再生へと導いていく。 印度では、古代から歌と踊りが神聖なものとして重要視されてきました。 神々の前で108の踊りを演じたらしいく、その踊りのポーズは、南インドにある有名なシヴァ寺院にレリーフとしてその姿をとどめています。 チダンバラムっていう寺なんですけど。インド舞踊のバラタナティアムの原型レリーフがあるです。
印度映画に歌と踊りがあんだけ入ってるのもこの辺がルーツなんですよね。

・ 畏れ多くもシヴァ様のアレのお話。。宇宙一の「シヴァ・リンガ」

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シヴァリンガ

シヴァの象徴はなんと男根(リンガ)。言い方は色々ございますが。
恐れ多くも男性自身。ち○こでございます。(キャーvv)
これは生命力と豊穣のシンボル。
ハリウッド映画「インディージョーンズ2」の「サンカラストーン」はじつはこの石なんだよね。 (サンカラ=シャンカラ=シヴァ)
シヴァ系のお寺の本尊には、この怪しげな石の棒が祀られているのだ。

この棒の下にある台、これは、なんともうしますか、女性器を意味しています。
はっきり言うと「男根が入った状態を子宮側から見ている」のものなんですわ。
こーいう生殖器をそのまま象った象徴は日本にもたくさんあります。
知らない人も多いかもしれませんが…
世界共通。豊穣を祝う象徴ですから。
興味がある人は「ち○こ祭り」とか「田縣神社」で検索するとざくざくでます。
が、モザイク必須の激ヤバクオリティなので画面覗かれないよう注意ね♪

インドでは、シヴァ様をお祀りしているお寺では「リンガ」をご本尊として、 この石の棒にミルクやお水をかけて清め、
一心不乱にお祈りいたします。
この絵は、リンガからシヴァ様が現れたところでございます。
どんなストーリーかと申しますと…

ある日。 ヴィシュヌブラフマーが「俺のほうが絶対偉いぜ!」と喧嘩してたら、
いきなり目の前にものすごくでっかい柱がビューンと立ち上りました。
「この棒の上と下、どっちが早くみてくるか競争しようぜ!」と二人はそれぞれ飛び立ちましたが
なかなか棒の限界までたどり着けません。
おかしいなあと思ったら、いきなりシヴァが柱からババーンと出てきました。

「フハハハハ!おまえらまだまだだな。この柱は俺のリンガだ!」(・∀・) ヒャッホー!
びっくりしたヴィシュヌとブラフマーは、シヴァの偉大さがわかったとさ。
とまあ、宇宙一のアレな話でした。

ちなみに、由緒ただしき聖典にもあるんですよ。このお話。皆がシヴァ様のアレを褒め称えております。
「リンガ・プラーナ」っていう聖典なんかには「おぉシヴァよ!リンガよ!」って感じで延々と続くのですよww


・ 毒を飲み干しのどが青くなったシヴァ「ニーラカンタ」…天地創造神話

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シヴァ・ニーラカンタ

この絵は「乳海攪拌」という神話の一シーン。

不老不死の薬「アムリタ」を作るために、神様と悪魔が団結して協力。
世界山を軸、 宇宙蛇を綱にして海をかき回すのだ。
海をかき回すごとに世界が作られ、いろいろなものが生み出される。
#この辺、日本のイザナミ・イザナギと似てるね

しかし最後に蛇が毒をまき散らし、世界が滅びそうになってしまう!
そのとき、 その毒をシヴァが飲み干して、世界を救ったのだ。
このとき飲んだ毒のせいで、シヴァの頸は青いのだそうだ。

あ、しかし。絵のシヴァの肌の色が青いのは意味がちがうですよ。
シヴァ、本当は肌の色黒いです。
しかし肌の色が黒いことを絵で表すのはタブーなので(黒は不浄の色だから)
青を使うのです。 なぜならば、ヒンドゥー教の前身のバラモン教はアーリア人の宗教。
色が白い人たちの宗教なんです。
だから、 肌の色が青い神様は、肌が黒い神様=地元色強い ということです。
インド神話では肌の色が青い神様をよくみかけますが、それらはアーリア系ではなく
おそらく原住民のドラヴィダ系の黒い肌の人たちの要素をもっている神様。なんですね。



・ガンジス河の流れを受け止めるシヴァ 「ガンガーダラ」

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シヴァ・ニーラカンタ

シヴァ様の頭の上から水がビューって出てるんですがわかります?
これってね、ガンジス河の女神「ガンガー様」なんですょ。

このガンジス河って、じつは神々の住む天界の河だったんですよ。
ガンジス河が訳あって地上に降りてくることになったんですが
もともとすごいながれだったもんだから、 そのまま降ってくると地上は大洪水になってしまうわけ。 それはいかんと、シヴァ様がクッションになってくれたんですね。
ガンジス河はシヴァ様の頭からカラダを伝って地上に降りました。
シヴァ様のカラダにふれた水。ってことで聖なる水だ。そうです。

ガンジス川様が地上に降りてきた理由は長くなるんでまた別のところにでも書きますが、簡単にいうとですね、とある聖者の機嫌を損ねた失礼な王子たちが聖者に殺されるんですがね、その魂を救うためにはガンジス河の水が必要なんだよ。と言われるわけですよ。
王子たちを助けにきたもう一人の王子が天に祈ってガンジスを地上におろしてもらうようにしてもらった。って話です。マハーバーラタの一説です。


・ 両性具有のシヴァ 奥様と一体化したお姿

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シヴァ・ニーラカンタ

両性具有のシヴァの姿。 左半分は、奥さんのパールヴァティー。という不思議なお姿。

パールヴァティーは、 熱心なシヴァの信者が、シヴァの奥さんである自分を
全然信仰してくれないので、 その信者に意地悪したんだな。
だけどそれがシヴァにばれて怒られるんだけど、奥さんがあやまって反省。
結局仲直りの印に、シヴァが奥さんを自分の半身になることを許したって話。

これは服をきてるけど、寺院の彫刻に登場するのはほとんど半裸。
上半身のかたっぽにおっぱいついてるからなんか不思議。

まあ、神話ではそういうことになってるけど、ヒンドゥー教的には、
シヴァとパールヴァティはそもそも一対であり、どちらかが欠けてもいけない。
という考えがあるので、しっかり抱き合って性交してる姿はあまりにハレンチなので
こういう半分男、半分が女の姿で思想を表現した。っていう意味もあるんじゃないかあ。
なーんて思ってみた。


・ 修行者としてのシヴァ 他の神様のようなゴージャスさが無い理由。

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シヴァ・ニーラカンタ

シヴァ様は、ほかのインドの神様達とは決定的にお姿が違うのには気が付きました?
シヴァ様、 修行僧の格好をしておられます。
ほかの神様は冠かぶったり体中に貴金属を巻き付けたり まあ豪華絢爛なんですけど、
シヴァ様の場合は…

・髪の毛のばし放題
・毒蛇を首に巻いてる
・腰布一枚

ってかんじで、かなり質素です。 キンキラキンの冠もなければ装飾品もありません。
もちろんこのクールなところがいいんですけどね♪
印度の神話には、修行によってすごいパワーを得ることができた人間や魔族の話がたくさん出てくるんですが、修行して神々に近づこうとする者たちの指導者であるのがシヴァ様だったりもするんです。


 


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