火の神様アグニは、バラモンの始祖である7人の聖者の妻たちに恋をしてしまいました。
7人分もスキになるなよ、とつっこみたいところですが、妻たちは美しく、もうメロメロ。
しかし、夫がいる女性を奪うことは禁止されていたので、いつも彼はカマドの中から彼女たちを眺めてため息をついていました。
そんな火の神アグニを恋いこがれる女性スヴァーハがおりました。
彼女はとある聖者のムスメ。人妻への煩悩をうち破ろうと修行する姿に一目惚れ(ヲイ)
何度もアプローチしますが彼に無視されます。
「ああ、愛しいアグニ様・・なんとか振り向いてもらえる方法はないかしら・・・!そうだ!彼が恋いしている聖者の妻たちに化ければ・・・!」
魔法をつかって聖者の妻に化けたスヴァーハは、その姿でアグニに言い寄ります。
なんと彼女は妻全員に化けて、毎晩入れ替わり立ち替わりアグニ様の元へ・・・v
アグニ神はそりゃあもう大喜び!据え膳はいただきますよ。禁断の密の味ですよ。
7人の妻のうち一人だけ、あまりに貞淑なのでどうしても化けられなかった奥さんをのぞいて6人分。
6晩もヨイコトをしたわけです。
前にももうしましたが、彼女は聖者のムスメ。不思議パワーがあります。
彼女はエッチの後コソーリと、6回分、彼の精液をとある山の黄金の穴に溜めておりました。
神様の精液ですからこれもまたすごいパワーがあります。
彼女はガンジス河の水が入ったその穴に魔法をかけておきました。
その穴から生まれたのがスカンダ様なのです。
#うは。前置きながすぎ。
さて、うまれたスカンダ様は強烈なパワーをもってあばれまくり。
顔も腕も6人分あるすごいお体。パワーも6倍!
「おいおい!だれだかしらんがいい加減にしろよ」と、軍神インドラ様がいさめに行きますが、あまりにその若者のパワーがすごいのでびっくり。
そこでインドラ様は、昔自分が助けたムスメを思い出します。
インドラ様は昔、悪魔に犯されそうになっていた娘を助けたことがあったんですが、
その娘は「将来彼女の夫となるものは、神々の軍隊を統率し、魔族を退治する力を持つであろう」とブラフマー様より預言されてたんですよね。
「この若者は、もしかしたら彼女の夫になるべき男かもしれないぞ」
そう思ったインドラ様は、即座にスカンダ様と休戦。
それどころか、「おまえに俺の位を譲ってやるよ。」と持ちかけ、スカンダ様は承諾。インドラ様が助けた娘との縁談もきまり、彼女の夫となりました。
シヴァ様の軍に配属された彼は、軍神として立派に成長なさいました。
で、後日談なんですが。
スカンダのお母さんスヴァーハは、聖者の妻に化けてアグニとエッチしてスカンダを産んだようなもんなんですが、そうすると、聖者の妻たちも疑われるわけです。
「スカンダというすごい神がインドラ神の後を次いだらしいが、どうやらあの若者は聖者の妻たちとアグニ神との不義の子らしいぞ・・・?」
噂をきいた聖者は、妻たちを離縁してしまい、彼女たちはとんだとばっちりをうけてしまったわけですが、スカンダは彼女たちの汚名を晴らして、その妻たちを星の「すばる」にしたそうです。
また、お母さんスヴァーハさんのほうも、結局アグニ様に黙って子供つくったわけで(汗
アグニ様とずっと一緒にいられるようにしてください!と息子にお願いしましたら、スカンダは
アグニ様をたたえるお祈りの言葉には必ず最後に「スヴァーハ」と言うように決まりをつくりました。
で、アグニ様もスヴァーハの一途さに心打たれ。
お母様がずっと彼と一緒にいられるようにしたそうです。
で。
まだおわんないんですよ。
この話だけだと、「どこがシヴァの息子なんじゃい!」ってことになるでしょ?
こ の あ と 驚 愕 の 事 実 が !
ぢつはね、アグニとスヴァーハがエッチするときにね、
シ ヴ ァ と パ ー ル ヴ ァ テ ィ ー が 乗 り 移 っ て た の !
そんな話あるかよ!(怒
魔族の力が強すぎてどーしよー。。俺の軍だけじゃ辛えなあ。強い奴ほしいなあ。とシヴァ様。
なんかいい方法ねえかなー。とおもってたところにとびこんできた裏情報。
お、これってアリじゃん?なあ。(妻うなずく)
パワーあふれるアグニ神とスヴァーハのカラダをかりて(借りるなよ
スカンダがうまれるようしくんだんです。
おそるべしインド神様。 |