天竺奇譚 インドの夜風に吹かれましょう

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ヴィシュヌ
kami_image ヴィシュヌ Visnu

【別名】
・ナーラーヤナ(Narayana)他。

【化身 Avatara】
・クールマ、マツヤ、ヴァーマナ、ヌリシンハ、ラーマ、パラシュラーマ、クリシュナ、ブッダ、カルキ、の10の化身を持つ。


役割:世界の維持神
住居:宇宙 お姿 蛇の上で寝てる。あるいは「化身」になるか。
乗物:ガルーダ、蛇(アナンタ・ナーガ)

世界の維持神ってことになっているけど、 立場上はシヴァと並んで最高神ってところだね。 もともとはアーリア系の太陽の神様。 蛇王アナンタ(ナーガ)の上で眠る姿で描かれるのは、「この世はヴィシュヌの目が覚めるまでの夢に過ぎない」という話で(日本にも似たような話あるね。)ヴィシュヌの偉大さ、壮大さがわかるというもの。


・ ヴィシュヌ神の化身(アヴァターラ)とは?
.
インドの神様

ヴィシュヌは、ほかの神様とちがって「化身(アヴァターラ)」をもっているのだ。
映画「アバター」とか、WEBのキャラの「アバター」。あの言葉の語源はコレ。

つまり、神様であるヴィシュヌが、人々を救済するために 人間世界に生まれ変わって登場してくるって考え方。 ラーマとかクリシュナとかも、その中の一人。
なんと仏教の創立者、仏陀も含まれているのだ。
なので、仏教徒も「あたしはヒンドゥーです」っていえば ヴィシュヌを信仰してることにもなるらしいけど…。うーん。このへんごっちゃでいいかげんじゃな。

時には女泣かせのプレイボーイ、あるときは大洪水から人々を救うお魚だったりする。 様々な姿に身を変えながら、ヴィシュヌは現世の人々と関わりをもちつつ 信仰を集めていった神ってとこかな。 以下、ヴィシュヌ様の化身の数。

ちなみに、この宗教神話を作ったのは「バラモン(僧侶)」階級の人たちなので、基本的にヒンドゥーのバラモンと神にとって良い世界=幸せな世界、という思想です。

クールマ
Kuruma
巨大な亀。天地創造時に大地を支た。

神々と魔族が、不老不死の薬を手に入れるため海をかき混ぜた。
ヴィシュヌの住処であるマンダラ山を軸にして、蛇王ヴァースキ(ナーガ)を綱に。軸の受け皿をヴィシュヌが化身した巨大な亀「クールマ」に。神と魔族がお互い綱引きを開始!
そのとき、海からいろんなものが生まれましたとさ。というお話。
ラクシュミーはこの海から生まれた神様の一人。

ちなみに、不死の薬は当初魔族がゲットしたが、ヴィシュヌが美女に化けてフジコチャン状態で薬をくすね、神々は不死になり、魔族には寿命がきた。ってお話だ。ちゃんちゃん。
マツヤ
Matsya
巨大な魚。大洪水から人を救った。

ブラフマーが作り出した、人間の始祖「マヌ」は、河で小魚を取った。可哀想におもい河に放してやろうとしたら「戻さないで!大きくなるまで育てて!」
といわれたので、家で飼うことにした(ヲイ)
しかしこの小魚、どんどん大きくなる(笑)
はじめは壷に入れたらすぐ入らなくなり、池に放したらすぐ大きくなり。
こりゃおかしい!これはもしや神の使いでは??と思ったら、魚はカミングアウト。
実は、ヴィシュヌ神である。と告げるのだ。
「もうすぐ大洪水がきてすべてが沈んでしまう。おまえは船をつくって、植物の種や仙人たちを船に乗せなさい!」

…おや。これはもしやノアの箱舟ですな…
準備ができると、魚はもっと巨大になり、例の蛇王ヴァースキを綱にして船をひっぱり、彼らを洪水からまもったのでした。
ヴァーマナ
Vamana
こびと。魔族から土地を奪った。

善政で人格者である魔族の王バリ(Bari)は、熱心に修行をし、神々が嫉妬するほどのパワーを持って世界を征服し、天界、地上界、地下世界の3界を征服。
ヴィシュヌはヴァーマナ(こびと)の修行僧としてバリの元に行き、バリを褒め称えた。
バリは、「愛いやつめ。おまえに望みのものを授けよう」と上機嫌。
ヴィシュヌは 「3歩で歩ける場所をください」と彼に言うと、バリはもっと上機嫌。
周りの聖者の言うことも聞かず、その望みをかなえてやる!と言ったとたん!!
ヴィシュヌは巨人になり、1歩目で地上、二歩目で天界、三歩目で地下世界を踏んで
バリを閉じ込めたのでした。。そしてまた神々の平和が戻りましたとさ…
…っておい、詐欺かよ!!(笑)
ヴァラーハ
Varaha
巨大な猪。大地を水から引き上げた。

マヌが、洪水から救われ船でぷかぷかしてるときの話。
大地を元に戻して欲しいと創造神ブラフマーにお願いしたが、彼は方法がわからない。
ヴィシュヌに聞いたところ、彼が巨大なイノシシを作り出し、牙で大地をもちあげて元に戻しましたとさ。そのとき、魔族のヒラニヤヤクシャ(黄金の目をもつ男)と戦って 勝ったそうな。
ヌリシンハ
Nrisimha

人獅子。頭がライオン。魔族を退治した。

上のヴァラーハに殺された魔族ヒラニヤヤクシャの兄者がヴィシュヌに復讐を誓う!
彼の名はヒラニヤカシプ。「黄金の布をまとった男」。彼はパワーを得るため修行開始!
猛烈な修行だったのでその影響で世界中が炎に巻き込まれたのだ!
「こりゃいかん!なんでも叶えてやるからすぐに修行をやめなさい」とブラフマー。
「じゃあ、オレが神や悪魔やケモノや人に殺されないようにしろ!」と脅迫。
仕方ないので願いをかなえたらさあ大変!あっという間に世界征服完了。
王となった彼の息子の一人はヴィシュヌを信じていたので、親子間の亀裂発生。
※宗教とスポーツは家庭崩壊の元となります。気をつけましょう。
怒った王は息子を殺そうとしたそのとき!宮殿の柱から、人獅子が登場!
ヴィシュヌは、人でも神でも獣でも悪魔でもないキメラに生まれ変わり、王を退治した。

ラーマ
Rama
ラーマ王子。「ラーマーヤナ」の主人公。

これは別のところでたっぷりと♪魔族の住むランカー島(今のスリランカ)を制服した英雄であるラーマ様のお話だ。⇒ラーマ 
パラシュラーマ
Parasurama

武人階級(クシャトリア)を殲滅して人々を救った。

バラモン(僧侶)>クシャトリア(貴族・武人)>ヴァイシャ(商人)>シュードラ(奴隷)。
ってのがインドの身分制度。で。この話は。。
聖人ジャマダグニの息子で「パラシュラーマ」として生まれてきたヴィシュヌ神。
彼は斧の名人。望みをなんでもかなえてくれるという聖牛サバラを持っていた。
あるとき、狩で家に立ち寄った王様を聖牛でもてなしたら、王様は欲をだして、「これがほしい」と聖牛を無理やり連れ去ってしまった。
おこった彼はおっかけて王様を斧で成敗するが、「だからって殺していいわけないだろう!あほか!この馬鹿息子!」と父に怒られ。贖罪のため聖地巡礼に出た。
ところが。王様の息子たちが報復にと、留守の間にパラシュラーマの父を殺害!
マジギレした彼は、王の息子たちを斧で殺し、その後クシャトリア階級の武人たちをどんどん殺害!!21回も攻撃して武人階級を殲滅させた。。
・・バラモンより力を持ってきたクシャトリア階級に対する戒めのお話ですな。
しかし、これでいいのか。後味がわるいお話でございますな。。。

クリシュナ
Krsna
インドの英雄。美貌のプレイボーイ♪「マハーバーラタ」にも登場

こちらも別のところでたっぷりと。⇒クリシュナ
インドを大きく揺るがした、古代王朝の王位継承問題に端を発した大戦争を収めた英雄として、クリシュナが描かれるです。
ブッダ
Budha

魔族に悪い教え「仏教」を伝えて破滅させた。

てことはアレですかい。仏教徒は…orz
まあ、インドでは、中世にイスラム教の渡印時に仏教は徹底破壊されてるので、最近のインドの仏教徒はカースト外の人たちが集団で改宗したりしてるのが多いんだが。

魔族と神々はいつも戦ってた。魔族の力をなんとか弱められないか。と、ヴィシュヌがブッダとして生まれてきた。彼は、魔族に、バラモン教とは異端の宗教である仏教を説き、改宗させた。バラモン教とヴェーダの教えを失った魔族は力を持たなくなり、神々の力が増した。。
。。まあ、あれですな。視点がかわればなんでもありですな。。

10 カルキ
Kalki
世界が終わるとき、すべてを再生する。

ヒンドゥー教では、今この時代はもう末期なんだと。末世ともいうか。
もうね、この世の終わりに近いんだと。
で、カルキは、ほんとにもうこの世の中が腐ってどうしようもなくなったとき、救い主として現れるんだそうな。白い馬にのった英雄か、馬の顔をした神、みたいな姿で描かれるって。
つまりカルキが現れたら、世の終わり、ってことですな。
シヴァも世界を破壊して再生するけど。
カルキは、混沌の悪を滅ぼしてくれるそうな。
まだ見たことないけど。。。

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